京都の「フレンチ」や「イタリアン」は、
町家の懐かしさ、そしてイノベーティブな新しいお料理。
このコントラストが魅力ではないでしょうか?
それを見事なまでに再現された、
モダンフレンチへお伺いしました!
「モトイ」
京都フレンチを代表する、
一つ星店舗「モトイ」さん。
場所は美食が集まる御所南エリア。
大正時代の呉服店の名残りを保ちつつ、
スタイリッシュさが加わったファサード。
そこからの長いアプローチに、気持ちは高ぶるばかりです♪
戸を潜り、店内へとお邪魔すると
見えるのは美しい中庭、そして凛とした空気感。
スタッフの手厚いエスコートを受けて、
いざフロアへ。
「モトイ」さんのテーマ
〜主客一体のおもてなし〜
茶道におけるおもてなしの精神を端的に表したことばだそうで、
お客様、そしてスタッフが
一体となることで創り上げる空間を心がげられています♪
この投稿をInstagramで見る
名店と呼ばれる店舗は、まるで音楽ライブの様に、
パフォーマーとオーディエンスがひとつになる事で生まれる
臨場感や高揚感を私なりに感じます。
オーナーシェフ「前田 元」氏は、
高校卒業後に現「リーガロイヤルホテル京都」へ入社。
そこでは中華の料理人として研鑽を積まれ、その後渡仏。
帰国後関西の名店「HAJIME」さんでのキャリアを終え、
2012年地元でもある京都の地へ「モトイ」を開業されました。
ベーシックにはフレンチを感じながらも、
シェフのキャリアから創造されるアイデアは
まさしくイノベーティブ!!
「モトイ」さんのお料理
例えば、45種類の野菜を織り交ぜた
「アオソイのポワレ」
多くの色彩・形・食感・旨味を一同に味わえるこの一皿は、
ソースにオマール海老を際立たせる事で、
しっかりとした「ポワソン=魚料理」
見事にまとめ上げられています♪
シェフが渡仏して腕を磨かれたブルゴーニュの地からは、
エスカルゴが登場。
「ブルゴーニュ産エスカルゴとグリーンアスパラのリゾット」は
塩レモンの泡で香りづけ♪
夏野菜であるアスパラと共に、初夏の爽やかさが演出されています。
地元でもある京都への敬意も忘れず、
メイン料理では「丹波の鹿のロティ」
ロゼに焼き上げ妖艶さすら感じる丹波の鹿は、
シャンピニオンのピューレ、ズッキーニ、ロメインレタス
と食材の魅力を生かしたシンプルなお皿に仕上げられています。
窓に揺れる木々の鮮やかな緑と、
開放感ある店内が、とっても心地よく、
これこそが「京都グランメゾン」の最高峰と呼ぶに等しいです。
コースを終えて感じる事、
それはシェフのこれまでの経歴を
辿っていく様なお料理であった事です。
京都に育ち、フランスへ渡り、
帰国後の名店「HAJIME」さんでのキャリア
そして京都へ再び戻ってくる・・
それぞれの地への敬意を忘れず、それを食材や調理、
キャリアから創造されるシェフのアイデアで料理となる。
まさにシェフ「前田 元」氏の集大成が詰まっています。
「モトイ」
「モトイ」さんへのアクセス
関連ランキング:フレンチ | 京都市役所前駅、烏丸御池駅、丸太町駅(京都市営)
1人当たりの予算と店舗情報
予算:(昼)10000円〜15000円
(夜)20000円〜30000円
住所:京都府京都市中京区富小路通二条下ル俵屋町186
交通手段:地下鉄烏丸御池駅 徒歩10 分
TEL:075ー231ー0709
営業時間:ランチ 12:00〜13:00(入店時間)
ディナー 18:00〜20:00(入店時間)
定休日:水曜 木曜