“予約が取れない和食店”として一躍有名になった
「賛否両論」さん。
その理由には、大将である笠原さんの
お料理の安定感にあると感じています。
和食の名店の味を受け継ぎ行き着いたカジュアル和食は
名古屋でも人気を誇っています!
「賛否両論 名古屋」
東京 恵比寿に「賛否両論」さんが開業されたのは、
2004年の事。
店主である笠原将弘さんは、”正月屋吉兆”で研鑽を積まれ、
東京のど真ん中で王道の関西和食に自身のアレンジを加えられています。
老舗料亭の味を受け継ぐお料理
笠原さんが研鑽を積まれた”吉兆”は、
和食を語る上で欠かす事のできない関西の料亭。
創業者である「湯木貞一」さんは、
かの北大路魯山人のコンセプトを基に、茶懐石を形にした
重要人物と言われる程の方です。
※諸説あります
この関西和食の遺伝子を受け継ぐ笠原さん。
頂いたお椀は、
●帆立と生青海苔のしんじょう
とっても澄んだお出汁が印象的!
関西圏ではお出汁文化が発達して来たのですが、
これには物理的な理由が大きく影響しているのです。
一般的に鰹と昆布で取るお出汁ですが、
これらの旨味成分を充分に引き出すには、
良質の軟水が必要不可欠!
特に京都では水質が良く、お出汁の文化が
発達してきた歴史があります。
それはお出汁に限られた事ではなく、
お水にまつわる食文化、
例えば酒蔵であったり、京都のお豆腐が美味しい理由も
ここにあります♪
「関西風=薄味ではなく、お出汁を際立たせた味。」
そんなお出汁を際立たせたお椀に有難さを感じつつ、
おまかせコースを彩るのは、やはり関西の食材たち!
「賛否両論」さんのお料理
●満願寺唐辛子”をあしらった、”金時人参”のお餅
コースの序盤を彩るのは京野菜♪
●銀鱈は幽庵焼き
幽庵焼きはアクセントに柚子など柑橘を加えた技法で、
関西から発達したと言われるお料理!
●鶏そぼろと海老芋の炊き込みご飯
海老芋とは里芋に良く似たお芋、
湾曲したその形が海老のようだと、名付けられたそう。
関西圏で度々登場する大好きな食材です!
里芋に比べ滑りが少なく、甘みやが強く美味♪
「賛否両論」さんのコースは、
関西の和食がベースにしっかりあります。
軸がぶれない事は安定的な集客にも繋がる要因!
そこには「吉兆」の創始者で関西和食のパイオニアでもある、
「湯木貞一」さんの遺伝子が
確実に受け継がれている様に感じます。
「賛否両論 名古屋」
「賛否両論 名古屋」さんへのアクセス
関連ランキング:懐石・会席料理 | 池下駅、今池駅、覚王山駅
1人当りの予算と店舗情報
予算:8000円〜10000円程度
住所:愛知県名古屋市千種区高見2−1−12ナゴヤセントラルガーデン
交通手段:地下鉄池下駅 徒歩約5分
TEL:052ー753ー767
営業時間:ランチ 11:30〜13:00 13:30〜15:00
ディナー 18:00〜22:00(L.O21:30)
定休日:月曜日(祝日の場合は翌火曜日)